Rules of the garage~ガレージのルール~


ヒューレット・パッカード社が1938年創業した時、、ビル・ヒューレットとデイブ・パッカードが社屋としたガレージで、11のルールを作ったそうです。以下、訳します。

1.Believe you can change the world.

- 世界を変えられると信じよう。-

2.Work quickly, keep the tools unlocked, work whenever.

- 迅速に動こう、道具をしまわずにおこう、いつも働こう。-

3.Know when to work alone and when to work together.

- 一人で動くときと協働するときを知ろう。-

4.Share tools, ideas. Trust your colleagues.

- 道具やアイデアを共有しよう。仲間を信頼しよう。-

5.No Politics. No bureaucracy. (These are ridiculous in a garage.)

- 派閥は関係ない。官僚主義も関係ない。(ガレージではこれらは馬鹿ら

しい。)-

6.The customer defines a job well done.

- 顧客が良い仕事をしたかを決めるのである。-

7.Radical ideas are not bad ideas.

- 革新的なアイデアは悪いアイデアではない。-

8.Invent different ways of working.

- 様々な働き方を見出そう。-

9.Make a contribution every day; if it doesn’t contribute, it doesn’t leave the garage.

- 毎日一つ貢献しよう。貢献しなければ、ガレージを離れない。-

10.Believe that together we can do anything.

- 一緒ならば何でもできると信じよう。-

11.Invent.

- 創造しよう。-

これらがシリコンバレーにつながっていく自由なカルチャーを作ったと言われます。読んでみるとシンプルですが、とても深い問題意識が出ていると思います。今も昔も、同じような悩みを抱えていたのかもしれませんね。このような自由さが、0から1を産み出す土壌かもしれません。

 日本の組織対応というのは、これと真逆な感じがします。1を10にすることはできても、0から1を産み出すことができるのかどうか…。

 安定的な状況下では日本の組織対応の方がうまく機能するような気がしますが、創造が必要であるとか有事の際には役に立たないかもしれません。企業のような、新しいものを産み出す場合には、ガレージのルールによる方がいいのかもしれません。慎重さと迅速さは時に反比例しますが、創造が必要な時には迅速さを基本において、慎重さは二の次でもいいのかもしれません。それがリスクを取る、ということなのでしょう。

 日本に比べたら、アメリカはたかだか250年程度の歴史しかない国ですが、いろんなものを発明してきましたし、その創造性には敬意を表さざるを得ません。日本の国や自治体、会社などの組織対応としての問題点を、ガレージのルールをもとに原点に戻って見つめなおしたら面白いかもしれませんね。

 一方、戦国の動乱を経て江戸時代に築き上げた日本の安定性については、たとえ第二次世界大戦で敗戦を経験したとしても、今なお失われることのない貴重なものだと思います。日本は言語的に不利ではありますが、その安定性については世界の模範になるものだと思いますが、進歩的な考え方をすぐに取り入れることができず、国連や海外からの指摘を多分に受けます。率先して何かを取り入れたりしながら主導権を握る、ということがないのはちょっと問題ですね。


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